初デートに『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』を観に行った話(前編)

ぼくには職場に気になっている女性がいる。

基本的には業務時間中に世間話が出来るような職場ではないので、隙を見て冗談(ボケ)を披露することで距離を縮めていった女性だ。

女性は関心のない男性の冗談には付き合ってくれないらしいので、それなりに好感度はあったように思う。

そんな折に、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(以下ジークアクス)の映画が公開されることを知ったのだ。

ぼくは最初、『ジークアクス』を劇場で観る気は更々なかった。

理由は単純で、どうせテレビで放映されるのなら、劇場で観る必要性を感じなかったのだ。

しかし、情報が公開されるにつれ、次のようなX(旧Twitter)のポストを見かけたことで気が変わった。

観たい!そんなにおっさんガノタをキレさすような作品なら俄然観たい!

しかし一人きりで映画館に行くのは絶対楽しくなさそう。

そこでぼくは考えたのだ。「そうだ、彼女を映画に誘おう」と………。

そしてそれを口実に連絡先(LINE)の交換が出来ないか、と目論んだのだ。

そこで、ある日の仕事中に勇気を振り絞って映画に誘ってみると、これがあっさりOK。

LINEも交換することが出来たのだ。

実は一方的な冗談(ボケ)を披露するだけで、笑わせてはきたものの、会話らしい会話はしたことがないうえに、会社的にはセクハラ・パワハラに対する啓蒙・教育期間中で、断られること以上にセクハラ扱いされて会社に居辛くなる可能性を考えると、超怖かったのだ。

恋愛屋ジュン『恋愛の大学』にも職場恋愛はリスクが高いって書いてあるし。

まあ、『恋愛の大学』はマッチングアプリ指南書みたいな本だけどね………。

会話的には「ジークアクスって映画がやるんですけど、今度一緒に観に行きませんか」「当日のためにLINEを交換しておきましょう」くらいで、ブログ的には面白い会話が繰り広げられたわけではないから、別に詳細に記述するようなものではないけれど、それでも勇気はいったのだ。

いや、ほんとに。

しかし、そんなリスクを負ってまで観に行ったのが『ジークアクス』とは、オタクとは因果なものである。

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この記事を書いた人

エロゲーマー。高校のときに友人が強制的に貸してきた『CLANNAD』をプレイしたことで道を踏み外す。

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